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宅建士ライターの自宅リノベ話〜見積り編〜

Posted by motoi on 2023年3月26日

シリーズ宅建士ライターの自宅リノベ話、前回までは業者の決め方や絞り方を紹介しました。

ある程度絞り込みをした後は実際に対面し初回打ち合わせや要望を伝える作業に入ります。

この時点では1つの業者に決めていても、決めていなくてもどちらでも構いません。

複数の業者に相見積もりしても問題ないということです。

リノベーションという大きな費用をかけて家をつくるので、恐らく絞り込んだ数社と初回打ち合わせをし要望を伝えた上で相見積もりする方がほとんどでしょう。

数社見積り依頼をしてみるとこんな感想が湧いてきます。

「見方が良く分からない」

「良く分からない項目と費用があるけど・・・これって何?」

「見積り項目が業者によって異なるので比較のしようがない」

工事の見積りはそれぞれの工事内容がいくらかかると記載してありますが、この工事はそもそもどの部分の何の工事の費用なのか、その工事って必要なのか?など、リノベーション工事は全く分からない素人から見ると何だか良く分からないなんてことないですか?

では今回の記事では見積りについて私自身が経験したことを、これからリノベする方の参考になればと思います。

どうして業者によって見積りの各項目が違うのか?

リフォームやリノベーションは「定価」というものが存在せず、施主の要望や施工会社の技術力、工事に携わる人の数、工事の原材料(木材や設備など)の調達など、実にリフォーム会社によって異なり、全く同じということはありません。

これがそれぞれの業者から提案される見積り価格に違いをもたらします。

また、私も実際に行った「相見積もり」とは引越し業者を選別する際の「最安値を探す」ために行うものではなく、どちらかというと、適切な提案と工事内容、またその業者の信頼性や妥当性に対して相見積もりをしていました。

これを「最安値の業者に」という選別方法に舵を切ってしまうと、適切な業者に依頼することができなかったり、元々の要望が反映されなかったりで追加工事で上乗せが重なってしまう可能性もあるのです。

例えば、1部屋全体の床と壁紙を全部取り替える工事をするとします。

床と壁紙の境目には「巾木」という部材を一般的には取り付けます。

巾木があることによって傷や汚れを防ぐ役割を果たしますが、新しい巾木を付けることでその分コストがかかるのはお分かりでしょう。

リフォーム業者Aは、巾木も含め全部取り替える工事の見積り提案を、リフォーム業者Bは、現状の巾木も傷んでいないため再利用できることを提案しました。

巾木1つでも上記のように新たに調達する方法と再利用する方法で見積り額が大きく変わるのです。

適正価格なのかをチェックしよう

先ほど、リフォーム工事には定価が存在しない旨を解説しましたが、定価はないにしろ「適正価格」

なるものは見る必要があります。

例えばシステムキッチンの総取り替え工事をする場合、一般的には100万円〜グレードの高いキッチンであれば200万円を超える費用を要することもあります。

見積りを依頼する場合、ある程度の予算は予め伝えているはずなので、まずは全体の合計額が予算内に収まっているかをチェックします。

さらに、提案されたシステムキッチンのグレードと価格を確認します。

相見積もりの際、全ての業者が同じメーカーでグレードも同様であればその価格の差、またオプションは何をつけているのかを見ていきます。

もし、別メーカーのキッチンでも同等のグレードであれば適正価格なのかどうかの確認もできるでしょう。

こうして比べていくと明らかな暴利の業者を見つけることもでき、適正価格という感覚も養うことができます。

キッチンの交換という事例でしたが、より規模の大きなリフォームやリノベでも同様の比較をし適正価格をチェックしてみてください。

もしどの業者も同等の見積り額を提示してきたら?

提案された見積り額がどの業者もさほど変わらなかった場合、より細かく提案資料の工事内容を見ていかなくてはいけません。

これも事例で挙げますが、キッチンの交換1つでも壁紙を交換したり、造作壁や腰壁を作り直したりと、様々な工事内容が付随され、キッチン全体が新たな空間として仕上がります。

塗装や巾木の種類のグレードによってスマートな仕上がりかどうかが左右されるため、工事の内容の他に作業の量や使用する材料などのグレードを比較します。

合計額に差はなくとも、上記の比較で安価な材料が入っていた場合、グレードを上げることでその業者から提案された見積り額は当初の額よりも値上がりすることが予測できます。

さらに、私は工事完了後のアフターサービスは必須と言って良い程必要だと考えています。

アフターサービスを付けることはそれなりにコストがかかりますが、完成したから終わりではなく住み続けていくことで生じる不具合も考えられるでしょう。

そんな時に工事を請け負ったリフォーム業者が対応を受け付けなければ、余計な費用がかかる場合もあるのです。

材料の比較、作業量の比較、アフターサービスの比較をした上で全体の費用感を見てみてください。

まとめ

もし比較しても良く分からなければ、施工事例を見せてもらうことも伝えてみましょう。オープンハウスを行っている業者もあれば、実際に住まれている事例を施主に伝えた上で案内してくれる業者もあります。

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